『あぁ~れぇ~』 について考える。 [No.015]

2007年03月09日 18:28




アレですよアレ。
よく時代劇で、女性が悪代官などに帯を引っ張られてクルクル回ってしまうアレです。

不思議なもので、ああやって回される時だけは決まって「あ~れ~」と口をついてしまう。
「い~や~」とか「やめて~」とかじゃなしに。
「あ~れ~」と聞けば、なんだか楽しそうな感じを受ける。

ということは、実は女性の方も楽しんでいるのか?
でも「あ~れ~」と言った後、布団の上に押し倒された女性は

「お許し下さい、お代官様!」

と、回っている時とは全然違うテンションの低さを露骨に表す。
というか完全に引いている。一連の悪代官の行動に。
「あ~れ~」と言ったにもかかわらず。
アレかな。「女心と秋の空」ってヤツかな。
悪代官も、てっきり女性の方もノリノリになっていると思い込んでいたものだから↓

悪代官 「えっ!? いや、なんだか楽しそうに回ってたじゃん」

女性  「いやーっ! おやめ下さい! 後生でございます!」

悪代官 「いやいやいやいや! こっちがいやーっだ!
     ホントに嫌だったらなんで9回転半も回ったのだ!?」

女性  「そ、それは、思いの外、帯が長かっただけでございます!
     あと、お代官様がちょっと勢いつけすぎでございました!」

悪代官 「何と! お主はワシのせいにすると申すか!
     ……って、オイ! 帯をまた巻き直すな! せっかくほどいてやったのに!」

女性  「いぃ~やぁぁ~!! 曲者ォォォ!!」

悪代官 「どさくさにまぎれて何を叫んどるんだァァ!!
     あっ、ちょっ、やめろ! お前らの雇用主はワシだぞ!
     痛っ! ホントにやめて! あぁ~~れぇぇぇ~~~!!」



という感じに。
本当はこんな感じだったが、今日びの時代劇ではこういうふうには表現されていない。



そもそも、なぜ悪代官は町娘の帯を持ち、そのまま回してしまうのだろうか。
別に回さんでも素早く着物を脱がしにかかったらいいのに。
娘が回っているのがなんかめっちゃ楽しく感じたのか?
まぁそこは……昔の人の感覚だから違うのかも知れないが……。
現代に生きる人はあまりそういう機会がないからなァ。
今やろうとしたとして、例え着物を着た女性が近くに居たとしても、
フローリングで、オール電化住宅なんかで、ベッドの上でなんかやっても、
雰囲気などはまったくない。まったく楽しくはないハズ。

やはりアレは、純和風の家で、畳の上に布団が敷いてあり、その上でクルクル回すから楽しいものなのだろう。



うーん……自分で回ってみても、ちっとも楽しさが分からない……。




※ある日の悪代官


悪代官 「げっへっへ、そォ~れェェ!!」

町娘  「あぁ~れぇ~!!」

クルクルクルクルクル──。

町娘  「うぷっ……気持ち悪い……っ」

悪代官 「ふぅ……ふぅ……。回すのにもけっこう体力がいるな。
     じゃ、キミはもう帰っていいよ」

町娘  「えっ!? 私ってただ回されるだけの登場人物!?」






コメント

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  3. 8 | URL | -

    堪らなく好きだな この方

    早くマイミクなって頂けないかな
    かな
    (´・ω・`)

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